[[index.html|醒睡笑]] 巻2 奥書
====== 巻二奥書 ======
===== 校訂本文 =====
元和元年のころ、安楽庵咄を所望いたし、承り候へば、別しておもしろく存ずるに付けて、「御書集め候ひて草子にいたし給ひ候ふやうに」と申し候ふ処、一両年過ぎ、八冊に調へ給ひ候ふ。紛失してつかまつるかと存じ、奥に書付け置くなり。
寛永五年三月十七日
===== 翻刻 =====
元和元年之比安楽庵咄を所望
いたし承候へは別而おもしろく存る
に付て御書集候て草子にいたし
給候やうにと申候処一両年過八冊に
調給候紛失て仕かと存奥に書付置也
寛永五年
三月十七日/n2-55r