[[index.html|醒睡笑]] 巻2 賢だて ====== 2 古道三洛中歩行の折節ある棚のかたはらに青磁の香炉おもはしきあり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho2-091|<>]] 古道三((初代曲直瀬道三。曲直瀬正盛。正慶とも。))、洛中歩行の折節、ある棚のかたはらに、青磁の香炉おもはしきあり。立ち寄り見て、うつけたるふりに、「このかうろんいくら」と問はれし。内より、「何とはねても銀子二枚」と。 [[n_sesuisho2-091|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 古道三洛中歩行の折節ある棚のかた/n2-47l   はらに青磁の香炉おもはしきあり立より   見てうつけたるふりに此かうろんいくらととは   れし内よりなにとはねても銀子弐枚と/n2-48r