[[index.html|醒睡笑]] 巻2 躻(うつけ) ====== 29 振舞ひの時亭主出でて何も不調法に候ふゆゑ・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho2-060|<>]] 振舞ひの時、亭主出でて、「何も不調法(ぶてうはう)に候ふゆゑ、粗相にちんと((「ちょっと」の意))いたいた」と言ふ時、挨拶の人、箸を取り直し、「まことにこれよりほか、ちんと((「きちんと」の意。))させられやうはござあるまい」と。 [[n_sesuisho2-060|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 振舞の時亭主出てなにも不調法に候ゆへ   そさうにちんといたひたといふ時あいさつの人   箸をとりなをしまことにこれよりほか   ちんとさせられやうは御座あるまいと/n2-35r