[[index.html|醒睡笑]] 巻2 名付け親方
====== 17　名字の讃嘆する時ある者の言ふ・・・ ======

===== 校訂本文 =====
[[n_sesuisho2-016|<<PREV]]　[[index.html|『醒睡笑』TOP]]　[[n_sesuisho2-018|NEXT>>]]

名字の讃嘆する時、ある者の言ふ、「昔より今に、公家(くげ)には草や木の名を付き給ふことや」。「何と」。「薄(すすき)殿・松の木殿・竹の内殿・薮殿・葉室殿・柳原殿など」。「いやまだある」。「誰そ」と問へば、「とうざんせう殿((藤宰相・唐山椒。底本「とよざんせう殿」。))とて」。

[[n_sesuisho2-016|<<PREV]]　[[index.html|『醒睡笑』TOP]]　[[n_sesuisho2-018|NEXT>>]]

===== 翻刻 =====

  一　名字の讃嘆する時ある者のいふ昔より今
  　　に公家には草や木の名をつき給ふ事や
  　　なにとすすき殿松の木殿竹の内殿薮殿／n2-11l

  　　葉室殿柳原殿なといやまたある誰そと
  　　とへはとよざんせう殿とて／n2-12r