[[index.html|醒睡笑]] 巻1 ふはとのる ====== 10 ある人連歌の席に句を出だしけしからず慢じたる顔を見付け・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho1-096|<>]] ある人、連歌の席に句を出だし、けしからず慢じたる顔を見付け、脇から、「生き天神、天神」と言うて膝を突きければ、「あまりな突かれそ。社壇(しやだん)がゆるぐに」と申されし((「申されし」は底本「し」なし。諸本により補う。))ことは。 [[n_sesuisho1-096|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 ある人連哥の席(せき)に句を出しけしからす   慢(まん)したる顔を見つけ脇からいき天神/n1-44r   天神といふて膝(ひざ)をつきけれはあまりな   つかれそ社壇(しやだん)かゆるくにと申され事は/n1-44l