[[index.html|醒睡笑]] 巻1 落書 ====== 35 同じき三月二十九日山中の城を責め落されたれば・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho1-077|<>]] 同じき((天正十八年。豊臣秀吉の小田原征伐を指す。[[n_sesuisho1-077|前話]]参照。))三月二十九日、山中の城を責め落されたれば、その勢(いきおひ)に恐れ、箱根・足柄の城をあけ、のきけるに、   山中をせむれはあくる箱根山逃ぐるも早きあしがら((足柄・足軽))の敵 [[n_sesuisho1-077|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 同三月廿九日山中の城を責(せめ)おとされたれは   其勢(いきおい)に恐れ箱根(はこね)足柄(あしから)の城をあけのき/n1-34l   けるに    山中をせむれはあくるはこね山    にくるもはやきあしからのてき/n1-35r