[[index.html|醒睡笑]] 巻1 落書 ====== 24 奈良の春日山に朽木のしたたかなるがころびていくらともなくあり・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== [[n_sesuisho1-066|<>]] 奈良の春日山に、朽木(くちき)のしたたかなるがころびて、いくらともなくあり。それを禰宜衆(ねぎしゆう)の中より、忍び忍び取るなどと沙汰しけるに、   風ふけば起きつ転びつ禰宜たちの夜半(よは)にやきみに((君に・木見に))一人行くらむ [[n_sesuisho1-066|<>]] ===== 翻刻 ===== 一 奈良の春日山に朽木のしたたかなるがころ/n1-31l   ひていくらともなくありそれを禰宜衆の   中よりしのひしのひとるなとと沙汰しけるに    風ふけはをきつころひつ禰宜達の    夜半にやきみにひとり行らむ/n1-32r