[[index.html|唐鏡]] 第五 後漢光武より献帝にいたる ====== 15 後漢 孝質帝 ====== ===== 校訂本文 ===== [[m_karakagami5-14|<>]] 第九の主をば、孝質帝(かうしつてい)と申しき。諱(いみな)は纘(さん)。粛宗((章帝・劉炟))の玄孫なり。 冲帝(ちうたい)失せ給ひて、太后((梁妠))、梁冀(りやうき)と禁中にして謀(はかりごと)を定めて、帝を迎へ奉りて、位につけ奉る。御年八歳なり。 本初元年閏六月に、大将軍梁冀、ひそかに鴆(ちん)を帝に奉りて失ひたりつ。在位一年なり。 [[m_karakagami5-14|<>]] ===== 翻刻 ===== 第九主をは孝質帝(カウシツテイ)と申き諱は纘(サン)粛(シク)宗の玄孫 なり冲帝(チウタイ)うせ給ひて太后梁冀(タイコウリヤウキ)と禁中にしては かりこと(事イ)をさためてみかとをむかへたてまつりて位に つけたてまつる御年八歳なり本初元年閏六月に 大将軍梁冀(リヤウキ)ひそかに鴆(チム)を帝にたてまつりてうし なひたりつ在位一年なり/s141l・m253 https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182414/141?ln=ja