[[index.html|一言芳談抄]] 巻之下
====== 132 乗願上人云はく善導を仰がん人は名号よりほかのことは行ずべきにあらず・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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乗願(じやうぐわん)上人((宗源))云はく、「善導(ぜんだう)を仰がん人は、名号よりほかのことは、行ずべきにあらず。さればとて、寄り来ん所の善根(ぜんこん)の、念仏の障碍(しやうげ)とならざらんほどのことをば、値遇結縁(ちぐうけちえん)すべきなり。嫌へばとて、いまいましきことのやうには思ふべからず。行ずべければとて、念仏のいとまを入るべからず」。
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===== 翻刻 =====
乗願(じやうぐはん)上人云善導(ぜんだう)を仰(あほ)がん人は。名号(みやうかう)よりほかの事
は。行(ぎやう)すべきにあらず。さればとて。よりこん所(ところ)の善根(ぜんごん)
の念仏の。障碍(しやうげ)とならざらんほどの事をは。値遇(ちぐう)結(けち)
縁(ゑん)すべきなり。きらへばとて。いまいましき事の様に/ndl2-19l
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583391/1/19
は。おもふべからず。行(ぎやう)ずべければとて。念仏のいとま
を入べからす/ndl2-20r
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583391/1/20