[[index.html|古今著聞集]] 魚虫禽獣第三十
====== 703 二条中納言定高卿放生会に参向の時二条宰相雅経卿のもとへ・・・ ======
===== 校訂本文 =====
二条中納言定高卿((藤原定高・二条定高))、放生会(はうじやうゑ)に参向の時、二条宰相雅経卿((飛鳥井雅経))のもとへ、馬を借るとて詠み侍りける、
八月の放生大会に参るぞよ侍(さぶらひ)乗せん馬やある貸せ
返事、
逢坂の関にひとしき石清水かねて引くべし望月の駒
===== 翻刻 =====
二条中納言定高卿放生会に参向のとき二条宰
相雅経卿のもとへ馬をかるとてよみ侍ける
八月の放生大会にまいるそよさふらひのせん馬やあるかせ
返事
あふさかの関にひとしき石清水かねてひくへしもち月のこま/s549r
http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/549