[[index.html|古今著聞集]] 草木第二十九 ====== 668 建長元年二月前太政大臣家に行幸ありてしばし内裏にて侍りけるころ・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 建長元年二月、前太政大臣家((西園寺実氏・藤原実氏))に行幸((後深草天皇の行幸))ありて、しばし内裏にて侍りけるころ、一院((後嵯峨上皇))、梅花盛りなるよし聞こし召して、人してその梅の木に結び付けさせられける御歌。   色も香も重ねて匂へ梅の花九重になる宿のしるしに ===== 翻刻 ===== 建長元年二月前太政大臣家に行幸ありてしはし 内裏にて侍ける比一院梅花さかりなるよしきこ しめして人してその梅の木にむすひつけさせられける 御哥  色も香もかさねてにほへ梅の花九重になるやとのしるしに/s525l http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/525