[[index.html|古今著聞集]] 飲食第二十八 ====== 622 式部大輔敦光朝臣のもとへ奈良なりける僧の飛鳥味噌といふものを・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 式部大輔敦光朝臣((藤原敦光))のもとへ、奈良なりける僧の、飛鳥味噌(あすかみそ)といふものを持て来たりけるに、「いつ上りたるぞ((「ぞ」は底本「る」。諸本により訂正。))」と問ひければ、僧かくなむ、   昨日出でて今日持て参るるあすか味噌 敦光朝臣、   みかの原をや過ぎて来つらん ===== 翻刻 ===== 式部大輔敦光朝臣のもとへ奈良なりける僧のあすか みそといふ物をもてきたりけるにいつのほりたるると とひけれは僧かくなむ  きのふいててけふもてまいるあすかみそ 敦光朝臣  みかの原をやすきてきつらん/s491r http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/491