[[index.html|古今著聞集]] 変化第二十七 ====== 591 同じき八年六月二十五日宇多院御随身の近衛右近の陣を過ぎけるに・・・ ====== ===== 校訂本文 ===== 同じき八年((延長八年。[[s_chomonju590|590]]参照。))六月二十五日、宇多院((宇多上皇))、御随身の近衛右近の陣を過ぎけるに、三位一人、五位一人、人に火を灯させて、右近の陣入ると見るほどに、まことにはなかりけり。 「これも鬼のしわざにや」とぞ、世の人おぢける。 ===== 翻刻 ===== 同八年六月廿五日宇多院御随身の近衛右近陣を すきけるに三位一人五位一人ひとに火をともさせて右 近陣をいるとみる程にまことにはなかりけりこれも鬼の しはさにやとそ世の人をぢける/s468r http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/468