[[index.html|古今著聞集]] 能書第八
====== 285(序) 尺牘の書疏は千里の面目なりといへり・・・ ======
===== 校訂本文 =====
尺牘(せきとく)の書疏(しよそ)は千里の面目なりといへり。およそ六文八体((「八体」は底本「八禅」。諸本により訂正。))の姿をあらはす輩、驚鸞反鵲(きやうらんへんじやく)の勢ひを習ふ人、わづかに一字の跡を残して、はるかに万代の誉れをいたす。もろもろの芸能の中に、手跡まことにすぐれたり。
===== 翻刻 =====
古今著聞集巻第七
能書第八
尺牘の書疏は千里の面目なりといへり凡六文八禅
のすかたをあらはす輩驚鸞反鵲のいきをひを
ならふ人わつかに一字の跡をのこしてはるかに万代の
ほまれをいたすもろもろの藝能の中に手跡まことに
すくれたり/s198l
http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/198