[[index.html|古今著聞集]] 政道忠臣第三
====== 74 延喜聖主位につかせおはしまして後・・・ ======
===== 校訂本文 =====
延喜聖主((醍醐天皇))、位につかせおはしまして後、「本院右大臣((藤原時平))・菅家((菅原道真))・定国朝臣((藤原定国))・季長朝臣((平季長))・長谷雄朝臣((紀長谷雄))、この五人その心を知れり。顧問にもそなはりぬべし」とて、寛平法皇((宇多法皇・宇多天皇))、注(しる)し申させ給ひける((寛平御遺誡))。かく思し召しとらせ給ひける、やむごとなきことなり。
===== 翻刻 =====
延喜聖主位につかせおはしまして後本院右大臣
菅家定国朝臣季長朝臣長谷雄朝臣この五人
その心をしれり顧問にもそなはりぬへしとて寛平
法皇注申させたまひけるかくおほしめしとらせ
たまひけるやむことなき事也神泉苑正殿を乾臨/s73l
http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/73