====== 紫式部 ====== むらさきしきぶ(970ごろ〜1014ごろ) ===== 概要 ===== 生没年未詳。天禄元年(970)〜長和三年(1014)ごろか。 [[平安時代]]の[[物語]]作者、歌人。父は藤原為時、母は藤原為信女で一条天皇中宮彰子(ちゅうぐうしょうし)の[[女房]]。 もとは藤原の藤と父の旧官名により「藤式部」と呼ばれていた(『[[栄華物語]]』・『[[伊勢大輔集]]』)。 [[中古三十六歌仙]]の一人。作品に物語『[[源氏物語]]』、[[日記]]『[[紫式部日記]]』、[[私家集]]『[[紫式部集]]』がある。[[勅撰和歌集]]は『[[後拾遺和歌集]]』が初出。 長徳2年(996)父が越前守に任ぜられ同行し、長徳4年(998)単身で上京、まもなく藤原宣孝と結婚し、翌長保元年(999)賢子(後の[[大弐三位]])を生む。長保3年(1001)4月25日に夫が死去。三年足らずの結婚生活が終わる。このころ『源氏物語』の執筆を始めたという説もある。 寛弘二年(1005)12月29日、[[藤原道長]]に認められて中宮彰子(道長の女)に出仕した。以後晩年まで『源氏物語』の執筆を継続した。 現在、2000円札の肖像となっている。 ===== 参考サイト ===== * http://www2u.biglobe.ne.jp/~heian/kenkyu/murasaki-sikibu.htm 紫式部の世界@平安王朝クラブ