====== 歌論 ====== かろん ===== 定義 ===== [[和歌]]の評論のこと。和歌の本質・歴史・分類・作歌法などを論じたもの。なお、学問的傾向の強いものは[[歌学]]という場合がある。 現存最古のまとまった歌論は『[[歌経標式]]』。 ===== 歌論書リスト ===== * 上代・中古 * [[藤原浜成]]『[[歌経標式]]』 * 伝[[壬生忠岑]]『[[忠岑十体]]』 * [[藤原公任]]『[[新撰髄脳]]』『[[和歌九品]]』 * [[源俊頼]]『[[俊頼髄脳]]』 * 中世 * [[藤原俊成]]『[[古来風体抄]]』 * [[藤原定家]]『[[近代秀歌]]』『[[詠歌大概]]』『[[毎月抄]]』 * 伝藤原定家『[[愚秘抄]]』『[[三五記]]』『[[愚見抄]]』『[[桐火桶]]』 * 定家に仮託された歌論。[[鵜鷺系偽書]]と呼ばれる。 * [[藤原為家]]『[[詠歌一躰]]』 * [[後鳥羽院]]『[[後鳥羽院口伝]]』 * [[順徳院]]『[[八雲御抄]]』 * [[鴨長明]]『[[無名抄]]』 * [[京極為兼]]『[[為兼卿和歌抄]]』 * [[二条為世]]『[[和歌庭訓]]』 * 作者未詳『[[野守鏡]]』 * [[頓阿]]『[[井蛙抄]]』『[[愚問賢注]]』 * [[二条良基]]『[[近来風体抄]]』 * [[二条長親]]『[[耕雲口伝]]』 * [[正徹]]『[[正徹物語]]』 * [[東常縁]]『[[東野州聞書]]』 * 近世 * [[細川幽斎]]『[[詠歌大概抄]]』『[[細川幽斎聞書]]』 * [[本居宣長]]『[[排芦小船]]』『[[石上私淑言]]』 {{tag>用語 和歌 歌論 歌学}}