====== 懐紙 ====== かいし 手紙や[[和歌]]の贈答、メモ、詩歌の料紙につかわれた紙。ふところがみ、たとうがみ(畳紙)ともいう。 また、書道では[[仮名]]作品を書く際の料紙の種類となっており、360×500mmを全懐紙、360×250mmを半懐紙という。 本来は、貴族が装束の懐中に束ねた紙を入れて携帯したことによる名称。 現存する懐紙として、[[藤原佐理]]筆「[[詩懐紙]]」(現存最古)、[[西行]]ほか筆「[[一品経和歌懐紙]]」、[[後鳥羽天皇]]ほか筆「[[熊野懐紙]]」などが知られている。 {{tag>用語 書道 書誌学}}