text:yamato:u_yamato128
no way to compare when less than two revisions
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
— | text:yamato:u_yamato128 [2017/08/31 19:39] (現在) – 作成 Satoshi Nakagawa | ||
---|---|---|---|
行 1: | 行 1: | ||
+ | 大和物語 | ||
+ | ====== 第128段 この檜垣の御歌をなん詠むと言ひて数寄者ども集まりて・・・ ====== | ||
+ | |||
+ | ===== 校訂本文 ===== | ||
+ | |||
+ | この檜垣の御((檜垣嫗))、歌をなん詠むと言ひて、数寄者(すきもの)ども集まりて、「詠みがたかるべき末を付けさせん」とて、かく言ひけり | ||
+ | |||
+ | わたつみの中にぞ立てるさを鹿は((底本、「さをし」の下磨滅。諸本により「かは」補入。)) | ||
+ | |||
+ | とて、末を付けさするに、 | ||
+ | |||
+ | 秋の山辺やそこに見ゆらん | ||
+ | |||
+ | とぞ、付けたりける。 | ||
+ | |||
+ | ===== 翻刻 ===== | ||
+ | |||
+ | このひかきのこうたをなんよむとい | ||
+ | ひてすきものともあつまりてよみ | ||
+ | かたかるへきすえをつけさせんとて/d19l | ||
+ | |||
+ | かくいひけり | ||
+ | わたつみのなかにそたてるさをし□□ | ||
+ | とてすえをつけさするに | ||
+ | あきのやまへやそこにみゆらん | ||
+ | とそつけたりける/d20r | ||
text/yamato/u_yamato128.txt · 最終更新: 2017/08/31 19:39 by Satoshi Nakagawa