text:yamato:u_yamato010
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大和物語
第10段 監の命婦堤にありける家を人に売りて後・・・
校訂本文
監の命婦1)、堤(つつみ)にありける家を人に売りて後、粟田といふところに行きけるに、その家の前を渡りければ、詠みたりける。
ふるさとをかはと見つつも渡るかな淵瀬(ふちせ)ありとはむべも言ひけり
翻刻
監の命ふつつみにありけるいへをひとに うりてのちあはたといふところにいき けるにそのいへのまへをわたりけれは よみたりける/d10r
ふるさとをかはとみつつもわたるかな ふちせありとはむへもいひけり/d10l
1)
第8段参照
text/yamato/u_yamato010.1494857769.txt.gz · 最終更新: 2017/05/15 23:16 by Satoshi Nakagawa