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徒然草

第224段 陰陽師有宗入道鎌倉より上りて尋ね詣で来たりしが、・・・

校訂本文

陰陽師有宗入道1)、鎌倉より上りて、尋ね詣で来たりしが、まづさし入りて、「この庭のいたづらに広きこと、あさましく、あるべからぬことなり。道を知る者は、植うることをつとむ。細道一つ残して、みな畑に作り給へ」と、いさめ侍りき。

まことに少しの地をもいたづらに置かんことは、益(やく)なきことなり。食ふ物・薬種(やくしゆ)などを植え置くべし。

翻刻

陰陽師有宗入道。鎌倉よりのぼり
て。尋まうで来りしが。まづさし入て。/k2-62r
此庭のいたづらにひろきこと。浅まし
く有べからぬ事也。道をしるものは
うふることをつとむ。ほそ道ひとつ残
して。皆はたけにつくり給へ。といさめ侍り
き。誠に少しの地をも。いたづらにをかん
ことは。益なき事なり。くふ物。薬種
などをうへをくべし/k2-62l

http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he10/he10_00934/he10_00934_0002/he10_00934_0002_p0062.jpg

1)
安倍有宗
text/turezure/k_tsurezure224.txt.txt · 最終更新: 2018/11/10 16:08 by Satoshi Nakagawa
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