text:towazu:towazu5-13
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text:towazu:towazu5-13 [2019/11/03 21:50] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:towazu:towazu5-13 [2019/11/12 16:05] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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- | かこつ方なき思ひの慰めにもやとて、天王寺へ参りぬ。「釈迦如来、転法輪所(てんぽうりんしよ)」など聞くもなつかしく覚えて、「のどかに経をも読みて、しばしはまぎるる方なくて候はん」など思ひて、一人思ひ続くるも悲しきにつけても、女院((遊義門院))の御方の御思ひ、推し量り奉りて、 | + | かこつ方なき思ひの慰めにもやとて、天王寺へ参りぬ。「釈迦如来、転法輪所(てんぽうりんしよ)」など聞くもなつかしく覚えて、「のどかに経をも読みて、しばしはまぎるる方なくて候はん」など思ひて、一人思ひ続くるも悲しきにつけても、女院((遊義門院・姈子内親王))の御方の御思ひ、推し量り奉りて、 |
春着てし((「着てし」は底本「きせし」))霞の袖に秋霧のたち重ぬらん色ぞ悲しき | 春着てし((「着てし」は底本「きせし」))霞の袖に秋霧のたち重ぬらん色ぞ悲しき |
text/towazu/towazu5-13.txt · 最終更新: 2019/11/12 16:05 by Satoshi Nakagawa