text:towazu:towazu2-11
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text:towazu:towazu2-11 [2019/05/28 23:43] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:towazu:towazu2-11 [2019/08/07 12:42] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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- | 九月には御花、六条殿の御所の新しきにて、栄え栄えしきに、新院((亀山院))の御幸(ごかう)さへなりて、「女房たち、あいしに給はらん」など申させ給ふほどに、面々に心ことに出で立ち、ひしめきあはるれども、よろづ物思はしき心地のみして、常はひき入りがちにてのみ侍りしほどに、御花果てて、松取りに伏見の御所へ両院御幸なるに、「近衛大殿((鷹司兼平))も御参りあるべし」とてありしに、いかなる御障りにか、御参りなくて、御文あり。 | + | 九月には御花((長講堂の供花))、六条殿の御所の新しきにて、栄え栄えしきに、新院((亀山院))の御幸(ごかう)さへなりて、「女房たち、あいしに給はらん」など申させ給ふほどに、面々に心ことに出で立ち、ひしめきあはるれども、よろづ物思はしき心地のみして、常はひき入りがちにてのみ侍りしほどに、御花果てて、松取りに伏見の御所へ両院御幸なるに、「近衛大殿((鷹司兼平))も御参りあるべし」とてありしに、いかなる御障りにか、御参りなくて、御文あり。 |
伏見山いく万代(よろづよ)か栄ふべき緑の小松今日をはじめに | 伏見山いく万代(よろづよ)か栄ふべき緑の小松今日をはじめに |
text/towazu/towazu2-11.txt · 最終更新: 2019/08/07 12:42 by Satoshi Nakagawa