ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:shaseki:ko_shaseki08a-01

差分

この文書の現在のバージョンと選択したバージョンの差分を表示します。

この比較画面にリンクする

text:shaseki:ko_shaseki08a-01 [2019/02/16 16:01]
Satoshi Nakagawa 作成
text:shaseki:ko_shaseki08a-01 [2019/02/16 22:59] (現在)
Satoshi Nakagawa [校訂本文]
ライン 4: ライン 4:
 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
  
-下総国に、ある俗、一生鷹をつかふ。ある時、病患(びやうげん)大事にして、苦痛五体を責む。ことに、「股を雉の食ふこと、耐へがたし」と、声を立てて叫ぶ。+下総国に、ある俗、一生鷹をつかふ。ある時、病患(びやうげん)大事にして、苦痛五体を責む。ことに、「股を雉の食ふこと、耐へがたし」と、声を立てて叫ぶ。
  
 これを見るに、さることなし。「物狂はしきにこそ」と、看病の者思ふほどに、あまりに術(じゆつ)ながりけるとき見れば、股の肉、さながら刀にて切り取りたるがごとく見えけり。さて、をめき叫びて失せにけり。 これを見るに、さることなし。「物狂はしきにこそ」と、看病の者思ふほどに、あまりに術(じゆつ)ながりけるとき見れば、股の肉、さながら刀にて切り取りたるがごとく見えけり。さて、をめき叫びて失せにけり。
  
-これ体(てい)のこと、あまた侍れども、一つにて足りぬ。また、下野にも鶉に食はれたる者ありき。また、鷹の夏飼(なつがひ)に殺せる者ども、病中に囲遶(ゐねう)したること侍り。+これ体(てい)のこと、あまた侍れども、一つにて足りぬ。また、下野にも鶉(うづら)に食はれたる者ありき。また、鷹の夏飼(なつがひ)に殺せる者ども、病中に囲遶(ゐねう)したること侍り。
  
 ことの体、同じやうに侍れば記さず。 ことの体、同じやうに侍れば記さず。


text/shaseki/ko_shaseki08a-01.txt · 最終更新: 2019/02/16 22:59 by Satoshi Nakagawa