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text:shaseki:ko_shaseki05a-05 [2018/12/04 01:49] – 作成 Satoshi Nakagawatext:shaseki:ko_shaseki05a-05 [2018/12/04 01:50] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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 三井寺の学生の法門、孔子の心に似たり。無常の理(ことわり)、よくよく心を留むべし。仏法に入る方便多けれども、無常を知る至要なり。 三井寺の学生の法門、孔子の心に似たり。無常の理(ことわり)、よくよく心を留むべし。仏法に入る方便多けれども、無常を知る至要なり。
  
-智者大師((智顗))の釈にいはく、「智解溢胸、精進滅火、不悟無常。諺云、可怜無五媚。(智解胸に溢ち、精進火を滅すとも、無常を悟らず。諺に云く、五媚無きを怜むべし」云々。無常を知る、道心の色と言へり。常に心にかけて、執心を除き、妄情を忘れて、無心の道に入り、無我の理を悟るべし。+智者大師((智顗))の釈にいはく、「智解溢胸、精進滅火、不悟無常。諺云、可怜無五媚。(智解胸に溢ち、精進火を滅すとも、無常を悟らず。諺に云く、五媚無きを怜むべし)」云々。無常を知る、道心の色と言へり。常に心にかけて、執心を除き、妄情を忘れて、無心の道に入り、無我の理を悟るべし。
  
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text/shaseki/ko_shaseki05a-05.txt · 最終更新: 2018/12/06 12:30 by Satoshi Nakagawa