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text:shaseki:ko_shaseki01a-02

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text:shaseki:ko_shaseki01a-02 [2018/06/30 18:11]
Satoshi Nakagawa 作成
text:shaseki:ko_shaseki01a-02 [2018/06/30 19:18] (現在)
Satoshi Nakagawa [校訂本文]
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 同じき神官(([[ko_shaseki01a-01]]参照))の語りしは、 同じき神官(([[ko_shaseki01a-01]]参照))の語りしは、
  
-「故笠置上人(もとかさぎのしやうにん)((貞慶))、菩提心祈請のために、八幡に参籠す。示現に、『わが力にはかなひがたし。太神宮((伊勢神宮))へ参りて申し給へ』と、夢の中に御告げありて、道の様(やう)くはしく教へさせ給ひけり。+「故笠置上人(もとかさぎのしやうにん)((貞慶))、菩提心祈請のために、八幡((石清水八幡宮))に参籠す。示現に、『わが力にはかなひがたし。太神宮((伊勢神宮))へ参りて申し給へ』と、夢の中に御告げありて、道の様(やう)くはしく教へさせ給ひけり。
  
 さて、夢の中に参り給ひけるほどに、外宮の南の山をすぐに越えて参り給ふ。山の頂(いただき)に池あり。大小の蓮華、池に満ちたり。あるいは開きたる花、つぼめる花、色香まことに妙なり。傍らに人ありて言ふやう、『この蓮華は、当社の神官の、すでに往生したるは開きたり。往生すべきはつぼめり。和光の方便にて、多くは往生するなり。あのつぼめる蓮華の大きなるは、経基(つねもと)の禰宜と申すが、往生すべき花なり』と語る。さて、御社へ参りて、法施(ほつせ)奉るとぞ見給ひける。 さて、夢の中に参り給ひけるほどに、外宮の南の山をすぐに越えて参り給ふ。山の頂(いただき)に池あり。大小の蓮華、池に満ちたり。あるいは開きたる花、つぼめる花、色香まことに妙なり。傍らに人ありて言ふやう、『この蓮華は、当社の神官の、すでに往生したるは開きたり。往生すべきはつぼめり。和光の方便にて、多くは往生するなり。あのつぼめる蓮華の大きなるは、経基(つねもと)の禰宜と申すが、往生すべき花なり』と語る。さて、御社へ参りて、法施(ほつせ)奉るとぞ見給ひける。


text/shaseki/ko_shaseki01a-02.txt · 最終更新: 2018/06/30 19:18 by Satoshi Nakagawa