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text:sesuisho:n_sesuisho5-093 [2022/03/28 12:02] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:sesuisho:n_sesuisho5-093 [2022/03/28 12:05] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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- | 山家に候ふ聟が市に出で、用をととのへ、日の暮れてより、舅(しうと)のもとに立ち寄る。舅、「まづ洗足(せんそく)を参らせよ」とあれば、「せんそく」を夕飯(ゆふめし)のことと合点し((「合点し」は底本「そんし」。諸本により訂正。))、「こなたにてはやとく、せんそくいたいた」と。「さらば、あんどうを参らせよ」と言ふ。これも「行燈(あんどう)を知らねば、「食ひもののことや」と思ひ、「これはかかるお時宜(じぎ)、あんどうを給はるほどならば、せんそくをこそ給べうずれ」と。 | + | 山家に候ふ聟が市に出で、用をととのへ、日の暮れてより、舅(しうと)のもとに立ち寄る。舅、「まづ洗足(せんそく)を参らせよ」とあれば、「せんそく」を夕飯(ゆふめし)のことと合点し((「合点し」は底本「そんし」。諸本により訂正。))、「こなたにてはやとく、せんそくいたいた」と。「さらば、あんどうを参らせよ」と言ふ。これも「行灯(あんどう)を知らねば、「食ひもののことや」と思ひ、「これはかかるお時宜(じぎ)、あんどうを給はるほどならば、せんそくをこそ給べうずれ」と。 |
油つき((油月・油坏・油尽き))あんどんげなる光かな 春可 | 油つき((油月・油坏・油尽き))あんどんげなる光かな 春可 |
text/sesuisho/n_sesuisho5-093.txt · 最終更新: 2022/03/28 12:07 by Satoshi Nakagawa