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text:sesuisho:n_sesuisho4-098 [2022/01/26 12:24] – 作成 Satoshi Nakagawatext:sesuisho:n_sesuisho4-098 [2022/01/26 12:25] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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-夢庵(((肖柏))、堺の津におはしけるに、方々より年の内の立春、また元三(ぐわんざん)の発句など、あまり望み多かりしかば、内の者に、「かまへて、誰々より申し来たるとも、『所労のことあり』と言うて取り次ぐべからず」と、かたく制し、休息ありけるが、正月五日の朝とく、いまだ寝(いね)ておはせし所へ、内の者、そとうかかひけるやう、「さる方より、子の日の発句所望のよし、申しこされ候ふはいかが。「かねてより言ひ付けけるを」とて叱らるる。「いや、祝儀に料足三貫参りたるが」と申しけるにぞ、「それならば、いで起きて発句せん」と。+夢庵((肖柏))、堺の津におはしけるに、方々より年の内の立春、また元三(ぐわんざん)の発句など、あまり望み多かりしかば、内の者に、「かまへて、誰々より申し来たるとも、『所労のことあり』と言うて取り次ぐべからず」と、かたく制し、休息ありけるが、正月五日の朝とく、いまだ寝(いね)ておはせし所へ、内の者、そとうかかひけるやう、「さる方より、子の日の発句所望のよし、申しこされ候ふはいかが。「かねてより言ひ付けけるを」とて叱らるる。「いや、祝儀に料足三貫参りたるが」と申しけるにぞ、「それならば、いで起きて発句せん」と。
  
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text/sesuisho/n_sesuisho4-098.1643167489.txt.gz · 最終更新: 2022/01/26 12:24 by Satoshi Nakagawa