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蒙求和歌

第14第41話(241) 孔愉放亀

校訂本文

孔愉放亀

晋の孔愉、字(あざな)を敬康といふ。亀を余不渓1)の流れに放ちけり。亀、左にかへりみて去りぬ。

孔愉、後(のち)に余不亭長になされにけり。境(さかひ)に鋳りて、印を鋳るに、亀2)、左にかへりみる形(かた)なり。また、さらに鋳るに、なほしかり。

この時悟り、帯にしけり。

  舟人(ふなびと)のおしての波のあとごとに昔の亀のかげをよせける

翻刻

孔愉放亀  晋ノ孔愉アサナヲ敬康トイフカメヲ/餘不漢ノナカレニハナチケリ亀ヒタリ
ニカヘリミテサリヌ孔愉ノチニ餘不亭長ニナサレニケリ
サカヒニイリテ印ヲ鋳イルニ亀ヒタリニカヘリミルカタナリマタサラニ
イルニナヲシカリコノトキサトリヲヒニシケリ
  フナ人ノヲシテノナミノアトコトニ昔ノ亀ノカケヲヨセケル/d2-52l
1)
底本「餘不漢」。典拠「放渓中」により渓の誤りとみて訂正。
2)
亀鈕
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka14-41.txt · 最終更新: 2018/04/06 12:41 by Satoshi Nakagawa
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