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蒙求和歌

第14第28話(228) 孟宗寄鮓

校訂本文

孟宗寄鮓

孟宗は江夏の人なり。秦武1)の時、魚池の監(かむ)たりき。時に母(はは)のもとへ、魚の鮓(すし)を贈りけり。

母、これを返していはく、「なんぢ、魚官の身にて、鮓を人に施さば、疑ひを池の魚にまぬかれかたかるべし。今よりは、魚を人に施すことなかれ」と、ねむごろにいさめけり。

  思ひよる波の心もうかるべし人にいはれの池となりなば

翻刻

孟宗寄鮓(サ)  〃〃ハ江夏ノ人也秦武ノトキ/魚池ノ監(カム)タリキ時ニ母(ハハ)ノモトヘ
魚ノスシヲヲクリケリ母コレヲカヘシテイハクナムチ魚官
ノミニテスシヲ人ニホトコサハウタカヒヲ池ノ魚ニマヌカレカタカ
ルヘシイマヨリハ魚ヲ人ニホトコスコトナカレトネムコロニイサメケリ
  思ヒヨル浪(ナミノ)心モウカルヘシ人ニイハレノイケトナリナハ/d2-48r
1)
孫権を指すか。
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka14-28.txt · 最終更新: 2018/03/28 17:17 by Satoshi Nakagawa
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