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蒙求和歌

第13第18話(198) 勾践投醪

校訂本文

勾践投醪

越王勾践、呉王夫差を攻むるに、醇醪一器を奉る者あり。勾践、これを得て、使(つかひ)をして、水上(みなかみ)にそそがせて、士卒1)に下流を飲ましむるに、味はひ良き酒なりけり。

士卒、戦ふ力、百倍せりと言へり。

醇は清、醪は温濁なり。ともに旨酒なり。

  いはそそぐたるひのしたを行く水の末汲む水の数もしらなみ

翻刻

勾践投(トウ)醪(ラウ) 越王勾践呉王夫差ヲセムルニ醇(スヰム)醪(ラウ)/一器ヲタテマツルモノアリ勾践コレヲエテ
ツカヒヲシテミナカミニソソカセテ土(シ)卒(ソツ)ニ下(カ)流ヲノマシムルニア
チハイヨキサケナリケリ士卒タタカフチカラ百倍セリトイヘリ
醇ハ清醪ハ温濁ナリトモニ旨酒也
  イハソソクタルヒノシタヲユクミツノスエクムミツノカスモシラナミ/d2-37r
1)
「士卒」は底本「土卒」。文脈により訂正。
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka13-18.txt · 最終更新: 2018/03/11 12:47 by Satoshi Nakagawa
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