text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka12-05
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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka12-05 [2018/02/26 21:39] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka12-05 [2018/02/26 21:55] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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蔡琰、九歳なりけるとき、蔡邕、夜、琴を弾くに、あやまちて一つの絃を切りてけり。蔡琰に、「いづれの音とか聞く」と問へば、「第二の緒(を)なり」と言ふ。また、わざと一つの緒を切りて問ふに、「第四の緒なり」と言ふ。悟れる所、いづれもたがふことなし。 | 蔡琰、九歳なりけるとき、蔡邕、夜、琴を弾くに、あやまちて一つの絃を切りてけり。蔡琰に、「いづれの音とか聞く」と問へば、「第二の緒(を)なり」と言ふ。また、わざと一つの緒を切りて問ふに、「第四の緒なり」と言ふ。悟れる所、いづれもたがふことなし。 | ||
- | 蔡琰がいはく、「昔、季札、風((「風」は底本「化」。原拠により訂正。なお、書陵部本は「他」。))を観て興亡の国を知り、師曠は律を吹きて、南風の競はざることを知れりき。これをもてこれを推すに、何ぞそれをも知らざらむ」と言ひけり。 | + | 蔡琰がいはく、「昔、季札、風((「風」は底本「化」。原拠により訂正。なお、書陵部本は「他」。))を観て興亡の国を知り、師曠は律を吹きて、南風の競はざることを知れりき。これをもてこれを推すに、何ぞそれをも知らざらむ」と言ひけり。((底本及び諸本、和歌を欠く。)) |
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