text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka07-02

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--- text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka07-02 [2017/12/24 18:48] – 作成 Satoshi Nakagawa
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 漢帝、封(ほう)じて、博望侯と為す。東方朔、この石を見て、織女の支機石となむ言ひける。
-あまのかはうききにかへるみちなくはなをこそきかめくものみなかみ／d1-50l
+　　天の川浮き木に帰る道なくばなほこそ聞かめ雲のみなかみ
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   博望尋河
-  漢武帝張騫を□かひとして河のみなかみをきはめにつかはし
+  漢武帝張騫ヲ□カヒトシテ河ノミナカミヲキハメニツカハシ
-  けりはるかに十万里の浪をしのきて牽牛国にいたりてたなはた／d1-50r
+  ケリハルカニ十万里ノ浪ヲシノキテ牽牛国ニイタリテタナハタ／d1-50r
-  つめの紗(うすもの)あらふにあ□ぬ織女あやしみとうに漢帝のつかひとし
+  ツメノ紗(ウスモノ)アラフニア□ヌ織女アヤシミトウニ漢帝ノツカヒトシ
-  て河のみなかみをきは□にまうてきつるなりと云織女の云く河の
+  テ河ノミナカミヲキハ□ニマウテキツルナリト云織女ノ云ク河ノ
-  源はきはむへきことかたしこれよりをくををもははなむちいのち(命)
+  源ハキハムヘキコトカタシコレヨリヲクヲヲモハハナムチイノチ(命)
-  あるへからすすみやかに故郷へかへりて漢帝にみゑたてまつ
+  アルヘカラススミヤカニ故郷ヘカヘリテ漢帝ニミヱタテマツ
-  らむことををもえといふさてひとつのうききにのせてひとつの石を
+  ラムコトヲヲモエトイフサテヒトツノウキキニノセテヒトツノ石ヲ
-  そあたへける張騫これをえてことなくかえりにけり漢帝封(ほう)して
+  ソアタヘケル張騫コレヲエテコトナクカエリニケリ漢帝封(ホウ)シテ
-  為す博望侯と東方朔この石をみて織女の支機石となむ云ひける
+  為ス博望侯ト東方朔コノ石ヲミテ織女ノ支機石トナム云ヒケル
-    あまのかはうききにかへるみちなくはなをこそきかめくものみなかみ／d1-50l
+    アマノカハウキキニカヘルミチナクハナヲコソキカメクモノミナカミ／d1-50l

text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka07-02.1514108884.txt.gz · 最終更新: 2017/12/24 18:48 by Satoshi Nakagawa