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蒙求和歌

第4第10話(65) 羅含呑鳥 水鳥

校訂本文

羅含呑鳥 水鳥 晋時為侍中

羅含、いとけなき時、夢に五色の鳥飛びて、口に入ると見て、覚めて後に、胸の内に物を呑みたる心地しけり。羅含、母に語るに、「なんぢ、文章あるべき」よしを合はせけり。その後(のち)、才藻(さいさう)日に新たなりと言へり。

羅含が家の庭には、にはかに蘭生ひてけり。徳行幽感と思へり。名付けて「書帯草」と言へり。

  水鳥の浮寝(うきね)の夢のなごりよりなみの心も深くなりにき1)

翻刻

羅含吞鳥 水鳥 晋時為侍中
〃〃イトケナキトキ夢ニ五色ノ鳥飛テ口ニ入ト見テサメテ
後ニムネノ内ニ物ヲノミタル心地シケリ羅含母ニカタルニ汝チ/d1-32r
文章アルヘキヨシヲアハセケリソノノチ才(サイ)藻(サウ)日(ヒニ)新タナリ
ト云リ羅含カ家ノ庭ニハニハカニ蘭ヲイテケリ徳行幽感
トヲモヘリナツケテ書帯草トイヘリ
  ミツトリノウキネノユメノナコリヨリナミノ心ロモフカシナリニキ/d1-32l
1)
「深く」は底本「フカシ」。書陵部本(桂宮本)により訂正。
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka04-10.txt · 最終更新: 2017/11/21 23:10 by Satoshi Nakagawa
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