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蒙求和歌

第3第19話(54) 離朱明目 紅葉

校訂本文

離朱明目 紅葉

黄帝の臣、離婁といふ者あり。離朱これなり。目明らかにして、毫(をほけ)の末を百歩のほかに見しなり。

戦国策にいはく、「離朱、千里の1)内の山の梢(こずゑ)、野辺の草の色をたどることなし。馬を十里の2)外(ほか)に立てて、耳の中、睫(まなぶた)のなかを見ける3)なり。

  ながめやる千里(ちさと)の山のもみぢ葉はのきのこずゑと言はぬばかりぞ

翻刻

离朱明目 紅葉
黄帝ノ臣離婁ト云モノ有離朱コレナリ目アキラカニ
シテ毫(ヲホケノ)末ヲ百歩ノホカニミシナリ戦国策(クサニ)曰離朱
千里□内ノ山ノコスヱ野辺ノ草ノ色ヲタトルコトナシ馬ヲ/d1-28l
十里ホカニタテテ耳ノ中睫(マナ/フタノ)ナカヲイケルナリ
  ナカメヤルチサトノ山ノモミチハハノキノコスヱトイハヌハカリソ/d1-29r
1) , 2)
底本「の」字虫損。諸本により補う。
3)
「見ける」は底本「イケル」。書陵部本(桂宮本)により訂正。
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka03-19.txt · 最終更新: 2017/11/08 18:23 by Satoshi Nakagawa
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