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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka03-01 [2017/10/24 17:50] – [校訂本文] Satoshi Nakagawatext:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka03-01 [2017/10/24 17:58] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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 ** 張翰適意 立秋 ** ** 張翰適意 立秋 **
  
-張翰、斉王に召されて、東曹掾たりき。斉にある時、秋の風の颯然として、初めて至れるに、江南の菰菜の羹(あつもの)・鱸魚の膾(なます)を思ひ出でて、にはかに帰らむとす。人、とどむれども聞かず。+張翰、斉王((司馬冏))に召されて、東曹掾たりき。斉にある時、秋の風の颯然として、初めて至れるに、江南の菰菜の羹(あつもの)・鱸魚の膾(なます)を思ひ出でて、にはかに帰らむとす。人、とどむれども聞かず。
  
 「人の楽しぶこと、心にかなふをよしとす。公事(おほやけごと)にほだされて、数千里を守りて、司(つかさ)・位(くらゐ)を求めても、何にかはせむ」と言ひて、江南に帰りぬ。 「人の楽しぶこと、心にかなふをよしとす。公事(おほやけごと)にほだされて、数千里を守りて、司(つかさ)・位(くらゐ)を求めても、何にかはせむ」と言ひて、江南に帰りぬ。
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka03-01.txt · 最終更新: 2017/10/24 18:23 by Satoshi Nakagawa