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蒙求和歌

第2第6話(26) 時苗留犢 菖蒲

校訂本文

時苗留犢 菖蒲

魏の時苗は、清廉の聞こえありし人なり。寿春の令として、任に赴く始め、輿車に黄牸(あへのめうし)かけたり。

牛、国にして一つの犢(こうし)を生みけてけり。時苗、年限きはまりて、任を去る時、犢を留めていはく、「この土の所より生まる。かるかゆゑに留むと言ふ。

  この里に根ざす河辺のあやめ草都にいかが引き移すべき

翻刻

時苗留犢 菖蒲
魏時苗ハ清廉ノキコヘ有シ人也寿春ノ令トシテ任ニヲモ
ムク始メ轝車黄(アヘノ)牸(メウシ)カケタリ牛国ニシテヒトツノ犢コウシヲ
ウミケテケリ時苗年限キハマリテ任ヲサルトキ犢ヲトトメ
テ云クコノ土ノ所ロヨリ生ルカルカユエニトトムト云
  コノサトニネサスカハヘノアヤメ草ミヤコニイカカヒキウツスヘキ/d1-17l
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka02-06.txt · 最終更新: 2017/10/21 23:15 by Satoshi Nakagawa
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