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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka00-00j [2017/10/04 21:12] – [翻刻] Satoshi Nakagawatext:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka00-00j [2017/10/04 22:28] (現在) Satoshi Nakagawa
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 中ごろは北闕の北に家を忘れて、霜を踏み、星をいただくにいとまなく、今は東邑の東に簾(すだれ)を閉じて雪をかかげ、蛍を灯すに便りあり。時に男・女の名を一巻のうちに抜き出でて、かしこくおろかなる例(ためし)をあまたの文(ふみ)のそこよりうかがひ出でたり。 中ごろは北闕の北に家を忘れて、霜を踏み、星をいただくにいとまなく、今は東邑の東に簾(すだれ)を閉じて雪をかかげ、蛍を灯すに便りあり。時に男・女の名を一巻のうちに抜き出でて、かしこくおろかなる例(ためし)をあまたの文(ふみ)のそこよりうかがひ出でたり。
  
-歌二百五十を連ねて、巻一十有四をなせり。千々の記す所、暗しといふとも、このさとる所明らかならむためならしはしひさしき時は枝()あきけきみ波に紫のさをを染めて、白き麻の紙に記すとなり。+歌二百五十を連ねて、巻一十有四をなせり。の記す所、暗しといふとも、このる所明らかならむためならし。年しき時はのえの秋、けきみの波に紫のさをを染めて、白き麻の紙に記すとなり。
  
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   歌二百五十ヲツラネテ巻一十有四ヲナセリチチ   歌二百五十ヲツラネテ巻一十有四ヲナセリチチ
   ノシルス所クラシトイフトモコノサトル所アキラカナ   ノシルス所クラシトイフトモコノサトル所アキラカナ
-  ラムタメナラシハハシメヒサシキ時ハキ(歟)ノエノアキ +  ラムタメナラシハハシメヒサシキ時ハキ(歟)ノエノアキ 
-  ノトケキミツノヱノナミニムラサキノサヲケテフヲ/d1-4l+  ノトケキミツノヱノナミニムラサキノサヲケテフヲ/d1-4l
  
   ソメテシロキアサノカミニシルストナリ/d1-5r   ソメテシロキアサノカミニシルストナリ/d1-5r
  
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka00-00j.txt · 最終更新: 2017/10/04 22:28 by Satoshi Nakagawa