ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:karakagami:m_karakagami1-13

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

text:karakagami:m_karakagami1-13 [2022/10/24 18:04] – 作成 Satoshi Nakagawatext:karakagami:m_karakagami1-13 [2022/10/24 18:12] (現在) Satoshi Nakagawa
行 10: 行 10:
 夏の桀を滅ぼして位につき給ふ。伊尹(いゐん)と申す賢臣あり。この人は夏の桀が臣なりしが、諫言をも用ゐず無道なれば、逃げて隠れゐたりしを、湯、聘迎(へいげい)せしめ給ひしかば、鼎俎(ていそ)を負ひて参れり。政道を問はるるに、賢才なれば、一向国の政を任じて阿衡(あかう)と名のられき。 夏の桀を滅ぼして位につき給ふ。伊尹(いゐん)と申す賢臣あり。この人は夏の桀が臣なりしが、諫言をも用ゐず無道なれば、逃げて隠れゐたりしを、湯、聘迎(へいげい)せしめ給ひしかば、鼎俎(ていそ)を負ひて参れり。政道を問はるるに、賢才なれば、一向国の政を任じて阿衡(あかう)と名のられき。
  
-この御時、七年の間雨降らずして、旱魃(かんばち)あさましかりしかば、山川に祈り請はるるも、そのしるしなし。湯帝みづから御髪を切り爪を断ちて、御身を牲(いけにへ)として、桑林(さうりん)の社(やしろ)へ祈らせ給ひ、また六事をもてみうから御身を責めて、ねんごろに泣かせ給ひしかば、すなはち天より雨くだりて、天下ことに豊年なりき。この御時、眼色白きをぞさきとせられし+この御時、七年の間雨降らずして、旱魃(かんばち)あさましかりしかば、山川に祈り請はるるも、そのしるしなし。湯帝みづから御髪を切り爪を断ちて、御身を牲(いけにへ)として、桑林(さうりん)の社(やしろ)へ祈らせ給ひ、また六事をもてみうから御身を責めて、ねんごろに泣かせ給ひしかば、すなはち天より雨くだりて、天下ことに豊年なりき。
  
-朝会の儀は昼ぞ行なはれし。在位十三年、御年一百歳なりき。((底本、「第二外丙(湯次子大丁早卒故立之)第三仲壬(外丙弟)」と異本注記。))+この御時、服色白きをぞさきとせられし。朝会の儀は昼ぞ行なはれし。 
 + 
 +在位十三年、御年一百歳なりき。((底本、「第二外丙(湯次子大丁早卒故立之)第三仲壬(外丙弟)」と異本注記。))
  
 [[m_karakagami1-12|<<PREV]] [[index.html|『唐鏡』TOP]] [[m_karakagami1-14|NEXT>>]] [[m_karakagami1-12|<<PREV]] [[index.html|『唐鏡』TOP]] [[m_karakagami1-14|NEXT>>]]
行 32: 行 34:
   六事をもてみつから御身をせめてねんころになかせ給しかは   六事をもてみつから御身をせめてねんころになかせ給しかは
   すなはち天より雨くたりて天下ことに豊(ホウ)年なりきこの御   すなはち天より雨くたりて天下ことに豊(ホウ)年なりきこの御
-  時色しろきをそさきとせられし朝会の儀は昼(ヒル)そをこ+  時色しろきをそさきとせられし朝会の儀は昼(ヒル)そをこ
   なはれし在位十三年御とし一百歳なりき   なはれし在位十三年御とし一百歳なりき
   イニ 第二外丙(湯次子大丁早卒故立之)第三仲壬(外丙弟)/s21l・m41   イニ 第二外丙(湯次子大丁早卒故立之)第三仲壬(外丙弟)/s21l・m41
text/karakagami/m_karakagami1-13.1666602240.txt.gz · 最終更新: 2022/10/24 18:04 by Satoshi Nakagawa