text:k_konjaku:k_konjaku7-19
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text:k_konjaku:k_konjaku7-19 [2016/12/19 14:43] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:k_konjaku:k_konjaku7-19 [2016/12/19 14:44] (現在) – [巻7第19話 震旦僧行宿太山廟誦法花経見神語 第十九] Satoshi Nakagawa | ||
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====== 巻7第19話 震旦僧行宿太山廟誦法花経見神語 第十九 ====== | ====== 巻7第19話 震旦僧行宿太山廟誦法花経見神語 第十九 ====== | ||
- | 今昔、震旦の隋の大業の代に、一人の僧有て、「仏法を修行す」とて、所々に遊行する間、太山の廟((太山府君の廟))に行き至ぬ。 | + | 今昔、震旦の隋の大業の代に、一人の僧有て、「仏法を修行す」とて、所々に遊行する間、太山の廟((太山府君の廟・泰山))に行き至ぬ。 |
「此の所に宿せむ」と為るに、廟令と云ふ人、出来て云く、「此の所に別の屋無し。然れば、廟堂の廊の下に宿すべし。但し、前に此の廟に来り宿する人、必ず死する也」と。僧の云く、「死せむ事、遂の道也。我れ、苦ぶ所に非ず」と。廟令、僧に床を与ふ。然れば、廊の下に宿しぬ。 | 「此の所に宿せむ」と為るに、廟令と云ふ人、出来て云く、「此の所に別の屋無し。然れば、廟堂の廊の下に宿すべし。但し、前に此の廟に来り宿する人、必ず死する也」と。僧の云く、「死せむ事、遂の道也。我れ、苦ぶ所に非ず」と。廟令、僧に床を与ふ。然れば、廊の下に宿しぬ。 |
text/k_konjaku/k_konjaku7-19.txt · 最終更新: 2016/12/19 14:44 by Satoshi Nakagawa