text:k_konjaku:k_konjaku24-2
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| text:k_konjaku:k_konjaku24-2 [2014/09/14 01:45] – Satoshi Nakagawa | text:k_konjaku:k_konjaku24-2 [2018/08/16 17:41] (現在) – [巻24第2話 高陽親王造人形立田中語 第二] Satoshi Nakagawa | ||
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| ====== 巻24第2話 高陽親王造人形立田中語 第二 ====== | ====== 巻24第2話 高陽親王造人形立田中語 第二 ====== | ||
| - | 今昔、高陽親王と申す人御けり。此れは□□天皇の御子也。極たる物の上手の細工になむ有ける。京極寺と云ふ寺有り。其の寺は此の親王の起給へる寺也。其の寺の前の河原に有る田は此の寺の領也。 | + | 今昔、高陽親王と申す人御けり。此れは□□天皇((桓武天皇))の御子也。極たる物の上手の細工になむ有ける。京極寺と云ふ寺有り。其の寺は此の親王の起給へる寺也。其の寺の前の河原に有る田は此の寺の領也。 |
| 而るに、天下旱魃しける年、「万の所の田、皆焼け失せぬ」と喤(のの)しるに、増て此の田は賀茂川の水を入れて作る田なれば、其の河の水絶えにければ、庭の様に成て、皆赤みぬべし。 | 而るに、天下旱魃しける年、「万の所の田、皆焼け失せぬ」と喤(のの)しるに、増て此の田は賀茂川の水を入れて作る田なれば、其の河の水絶えにければ、庭の様に成て、皆赤みぬべし。 | ||
text/k_konjaku/k_konjaku24-2.1410626727.txt.gz · 最終更新: 2014/09/14 01:45 by Satoshi Nakagawa