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text:k_konjaku:k_konjaku2-28 [2018/07/14 17:47]
Satoshi Nakagawa [巻2第28話 流離王殺釈種語 第(廿八)]
text:k_konjaku:k_konjaku2-28 [2018/07/14 17:49] (現在)
Satoshi Nakagawa [巻2第28話 流離王殺釈種語 第(廿八)]
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 彼の国に行き至て見ば、城の中に一の新く大なる堂有り。其の内に、釈摩男が座、横さまに高く立たり。其の向に、諸の釈種の物習ふ座を立たり。去て、釈種に非ぬ諸の人の物習ふ座を立並べたり。 彼の国に行き至て見ば、城の中に一の新く大なる堂有り。其の内に、釈摩男が座、横さまに高く立たり。其の向に、諸の釈種の物習ふ座を立たり。去て、釈種に非ぬ諸の人の物習ふ座を立並べたり。
  
-其の時に、波斯匿王の子、名をば流離太子((瑠璃王・毘瑠璃ともいう))と云ふ、釈種座に、「我れも釈種也」と思て登ぬ。諸の人、此を見て云く、「彼の座は、諸の釈種の、大師釈摩男に向て物習ひ給ふ座也。君は波斯匿王の太子也と云へども、此の国の奴婢の娘の子也。何でか、忝く此の座を穢すべき((底本「すべぎ」。誤植とみて訂正))」と云て、追下しつ。+其の時に、波斯匿王の子、名をば流離太子((瑠璃王))と云ふ、釈種座に、「我れも釈種也」と思て登ぬ。諸の人、此を見て云く、「彼の座は、諸の釈種の、大師釈摩男に向て物習ひ給ふ座也。君は波斯匿王の太子也と云へども、此の国の奴婢の娘の子也。何でか、忝く此の座を穢すべき((底本「すべぎ」。誤植とみて訂正))」と云て、追下しつ。
  
 流離太子、「此れ極たる恥也」と思ひ歎て、此の具したる大臣の子に語て云く、「此の座より追ひ下されぬる事、本の国に更に聞かしむべからず。我れ、若し本国の王と成む時、此の諸の釈種を罸(う)つべき也。其の前に、此の事、口の外に出だすべからず」と契り固めて、本国に返ぬ。 流離太子、「此れ極たる恥也」と思ひ歎て、此の具したる大臣の子に語て云く、「此の座より追ひ下されぬる事、本の国に更に聞かしむべからず。我れ、若し本国の王と成む時、此の諸の釈種を罸(う)つべき也。其の前に、此の事、口の外に出だすべからず」と契り固めて、本国に返ぬ。
text/k_konjaku/k_konjaku2-28.txt · 最終更新: 2018/07/14 17:49 by Satoshi Nakagawa
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