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text:k_konjaku:k_konjaku2-27 [2016/06/04 01:38]
Satoshi Nakagawa 作成
text:k_konjaku:k_konjaku2-27 [2016/06/04 01:42] (現在)
Satoshi Nakagawa [巻2第27話 天竺神為鳩留長者降甘露語 第(廿七)]
ライン 12: ライン 12:
 其の時に、長者、又神に申さく、「我れ、甘露を服して、餓の心皆止にたり。然れども、其の具したる五百人の商人、同じく餓臥して、皆死なむとす。彼等が苦びを助け給へ」と。神、又五百人の商人等を召て、手より甘露を降らしめて、各皆服せしめ給ふ。 其の時に、長者、又神に申さく、「我れ、甘露を服して、餓の心皆止にたり。然れども、其の具したる五百人の商人、同じく餓臥して、皆死なむとす。彼等が苦びを助け給へ」と。神、又五百人の商人等を召て、手より甘露を降らしめて、各皆服せしめ給ふ。
  
-商人等、甘露を服して、皆餓の心止て、本の如く力付て、道心に神に白て言さく、「神、何なる果報在まして、手より甘露を降らしめ給ふぞ」と。神、答て宣はく、「我れ、昔、迦葉仏の世に人と生れて、鏡を磨て、世を過す人と有りき。而に、乞食の沙門、道に遇て、『何れか富める家』と問ひしに、我れ、手を以て富人の家を、『彼の富める家』と指を差て教たりき。其の果報に依て、今、手より甘露を降す報を得たる也」と。鳩留、此の事を聞畢て、歓喜して、家に返ぬ。+商人等、甘露を服して、皆餓の心止て、本の如く力付て、道心に神に白て言さく、「神、何なる果報在まして、手より甘露を降らしめ給ふぞ」と。神、答て宣はく、「我れ、昔、迦葉仏の世に人と生れて、鏡を磨て、世を過す人と有りき。而に、乞食の沙門、道に遇て、『何れか富める家』と問ひしに、我れ、手を以て富人の家を、『彼の富める家』と指を差て教たりき。其の果報に依て、今、手より甘露を降す報を得たる也」と。鳩留、此の事を聞畢て、歓喜して、家に返ぬ。其の後、千人の僧を請じて供養しけり
  
-其の後、千人の僧を請じて供養しけり。此れ、仏((釈迦))在世の時の事也。仏、此の如くなむ説給けるとなむ、語り伝へたるとや。+此れ、仏((釈迦))在世の時の事也。仏、此の如くなむ説給けるとなむ、語り伝へたるとや。
  


text/k_konjaku/k_konjaku2-27.txt · 最終更新: 2016/06/04 01:42 by Satoshi Nakagawa