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text:k_konjaku:k_konjaku17-7 [2015/12/29 23:12] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:k_konjaku:k_konjaku17-7 [2015/12/29 23:13] (現在) – [巻17第7話 依地蔵菩薩教始播磨国清水寺語 第七] Satoshi Nakagawa | ||
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其の後、此の寺の霊験掲焉(けちえん)にして勝利不思議也。此れに依て、国の諸の人、上中下の男女、首を低(かたぶけ)て参り集る事、雲の如とし。然れば、出来る所、信施の物、山岳に満て置く所無し。蔵明、本より施の心深くして、人の乞ふに随て、物を施しけり。此れ偏に地蔵菩薩の利生方便の故也。 | 其の後、此の寺の霊験掲焉(けちえん)にして勝利不思議也。此れに依て、国の諸の人、上中下の男女、首を低(かたぶけ)て参り集る事、雲の如とし。然れば、出来る所、信施の物、山岳に満て置く所無し。蔵明、本より施の心深くして、人の乞ふに随て、物を施しけり。此れ偏に地蔵菩薩の利生方便の故也。 | ||
- | 然れば、人、専に地蔵に仕ふべし。其の清水寺、霊験掲焉にして、于今、国の人、首を挙て詣づる所也となむ、 | + | 然れば、人、専に地蔵に仕ふべし。其の清水寺、霊験掲焉にして、于今、国の人、首を挙て詣づる所也となむ、語り伝へたるとや。 |
text/k_konjaku/k_konjaku17-7.1451398351.txt.gz · 最終更新: 2015/12/29 23:12 by Satoshi Nakagawa