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text:k_konjaku:k_konjaku1-2 [2016/03/26 03:02] – 作成 Satoshi Nakagawatext:k_konjaku:k_konjaku1-2 [2016/03/30 14:53] – [巻1第2話 釈迦如来人界生給語 第二] Satoshi Nakagawa
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 其の後、大王、并太子夫人、城に返入給ひぬ。摩耶夫人は太子生れ給て後、七日有て失給ひにけり。然(さ)れば、大王より始め、国挙て歎き合へる事限無し。太子、未だ幼稚に御(おはし)ます間にて、「誰か養ひ奉らむ」と、大王思(おぼ)し歎く。 其の後、大王、并太子夫人、城に返入給ひぬ。摩耶夫人は太子生れ給て後、七日有て失給ひにけり。然(さ)れば、大王より始め、国挙て歎き合へる事限無し。太子、未だ幼稚に御(おはし)ます間にて、「誰か養ひ奉らむ」と、大王思(おぼ)し歎く。
  
-夫人の父、善覚長者、八人の娘有り。其の第八の娘を摩迦波闍と云ふ。其の人を以て太子を養ひ給ふ。実の母に異らず。太子の御夷母(をば)に御す。太子の御名をば悉駄と申す。摩耶夫人は失給て、忉利天に生れ給ひにけりとなむ、語り伝へたるとや。+夫人の父、善覚長者、八人の娘有り。其の第八の娘を摩迦波闍((摩訶波闍波提))と云ふ。其の人を以て太子を養ひ給ふ。実の母に異らず。太子の御夷母(をば)に御す。太子の御名をば悉駄と申す。摩耶夫人は失給て、忉利天に生れ給ひにけりとなむ、語り伝へたるとや。
  
text/k_konjaku/k_konjaku1-2.txt · 最終更新: 2016/04/19 17:34 by Satoshi Nakagawa