text:jikkinsho:s_jikkinsho01-35
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text:jikkinsho:s_jikkinsho01-35 [2015/09/21 15:45] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:jikkinsho:s_jikkinsho01-35 [2015/09/21 15:46] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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平等院僧正行尊は、出世の貴きのみにあらず。世間の心ばせもいみじかりけり。 | 平等院僧正行尊は、出世の貴きのみにあらず。世間の心ばせもいみじかりけり。 | ||
- | 鳥羽院の御持僧にて、常には内裏に候ふに、つれづれなる日、御遊びありけり。花園左大臣(有仁)((「有仁」は小書。源有仁。))琵琶、宰相中将(宗輔)((((「宗輔」は小書。藤原宗輔。))))箏、楽人時元((豊原時元))笛、女房和琴、主人御笛なり。 | + | 鳥羽院の御持僧にて、常には内裏に候ふに、つれづれなる日、御遊びありけり。花園左大臣(有仁)((「有仁」は小書。源有仁。))琵琶、宰相中将(宗輔)((「宗輔」は小書。藤原宗輔。))箏、楽人時元((豊原時元))笛、女房和琴、主人御笛なり。 |
大臣共人、中務少輔忠宗((源忠宗))を庭に召して篳篥つかまつる。平調より大食調、残りなく尽されけり。「千載の一遇なり」となむ、中務申しける。 | 大臣共人、中務少輔忠宗((源忠宗))を庭に召して篳篥つかまつる。平調より大食調、残りなく尽されけり。「千載の一遇なり」となむ、中務申しける。 |
text/jikkinsho/s_jikkinsho01-35.txt · 最終更新: 2015/09/21 15:46 by Satoshi Nakagawa