text:jikkinsho:s_jikkinsho01-05
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
| text:jikkinsho:s_jikkinsho01-05 [2015/08/20 22:22] – [1の5 わが朝には山陰中納言筑紫へ下り給ひける道に] Satoshi Nakagawa | text:jikkinsho:s_jikkinsho01-05 [2016/02/21 17:06] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
|---|---|---|---|
| 行 4: | 行 4: | ||
| ===== 校訂本文 ===== | ===== 校訂本文 ===== | ||
| - | わが朝には、山陰中納言((藤原山陰))、筑紫へ下り給ひける道に、鵜飼の殺さんとしける亀を、買ひて放ちてけり。 | + | わが朝には、山陰中納言((藤原山蔭))、筑紫へ下り給ひける道に、鵜飼の殺さんとしける亀を、買ひて放ちてけり。 |
| その後、若君の二つばかりなるを具し給へるを、継母、乳母に心を合せて、とりはづしたるあやまちのやうにて、海に落し入れつ。 | その後、若君の二つばかりなるを具し給へるを、継母、乳母に心を合せて、とりはづしたるあやまちのやうにて、海に落し入れつ。 | ||
| - | 中納言、「あさまし」と思ふほどに、放ちつる亀、その児を甲に乗せて、舟のはたに置きたりければ、取上げてけり。このこと、如夢僧都の物語とて、人、ことに知れり。細かに書かず。 | + | 中納言、「あさまし」と思ふほどに、放ちつる亀、その児を甲に乗せて、舟のはたに置きたりければ、取上げてけり。このこと、如無僧都((底本「如夢僧都」。今昔物語集などにより訂正。))の物語とて、人、ことに知れり。細かに書かず(([[text: |
| | | ||
| ===== 翻刻 ===== | ===== 翻刻 ===== | ||
text/jikkinsho/s_jikkinsho01-05.1440076928.txt.gz · 最終更新: 2015/08/20 22:22 by Satoshi Nakagawa