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古今著聞集 祝言第二十
449 承平四年三月二十六日天子常寧殿にて皇大后の五十算の賀せさせ給ひけり・・・
校訂本文
承平四年三月二十六日、天子1)、常寧殿にて、皇大后2)の五十算の賀せさせ給ひけり。二十七日、後宴に式部卿親王3)以下参り給ふ。舞曲を御覧ぜられけるに、左大臣4)・右大臣5)・右大将保忠卿6)・大納言恒佐卿7)、庭におりて崑崙(こんろん)を舞ひ給ひけり。これ故実たるよし、吏部王8)記し給ひて侍るとかや。その後、なほ管絃の興ありけり。
翻刻
承平四年三月廿六日天子常寧殿にて皇大后の/s354l
http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/354
五十算の賀せさせ給けり廿七日後宴に式部卿親王 以下まいり給舞曲を御覧せられけるに左大臣右大将(不審延喜年中者歟云々)保 忠卿大納言恒佐卿庭におりて崑崙をまひたまひけり これ故実たる由吏部王記し給て侍とかや其後猶 管絃の興ありけり/s355r
text/chomonju/s_chomonju449.txt · 最終更新: 2020/07/12 14:17 by Satoshi Nakagawa