text:chomonju:s_chomonju407
古今著聞集 蹴鞠第十七
407(序) 蹴鞠之逸遊者前庭之壮観也・・・
校訂本文
蹴鞠之逸遊者、前庭之壮観也。文武天皇大宝元年に此興始まりけるとかや。白砂之上、緑樹之景、二六対陳1)、殿翼相当。感興難尽者也。
書き下し文
蹴鞠(しうきく)の逸遊(いついう)は、前庭の壮観なり。文武天皇大宝元年にこの興始まりけるとかや。白砂の上、緑樹の景(かげ)、二六対陳し、殿翼相当す。感興尽くし難きものなり。
翻刻
蹴鞠第十七 蹴鞠之逸遊者前庭之壮観也文武天皇大 宝元年に此興始まりけるとかや白砂之上緑樹之/s306r
景二六対練殿翼相当感興難尽者也/s306l
1)
「陳」は底本「練」。諸本により訂正。
text/chomonju/s_chomonju407.txt · 最終更新: 2020/05/25 19:05 by Satoshi Nakagawa