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text:chomonju:s_chomonju326

古今著聞集 好色第十一

326 大宮権亮といひける人ある宮腹の御方違の御車寄に参りたりけるに・・・

校訂本文

大宮権亮といひける人、ある宮腹の御方違(かたたがえ)の御車寄(みくるまよせ)に参りたりけるに、女房の局へ忍びて入りにけり。還御1)のよしを聞きて、あはてまどひて、起きて直衣を着けるほどに、何としたりけるにか、前を後ろに着てけり。

いかにをかしう見えけんと、推し量らる。

翻刻

大宮権亮といひける人ある宮はらの御方違の御車寄
にまいりたりけるに女房の局へしのひて入にけり𨗴御
のよしをききてあはてまとひておきて直衣をきける
ほとになにとしたりけるにかまへをうしろにきてけりい
かにおかしうみえけんとをしはからる/s225l

http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/225

1)
「還御」は底本「𨗴御」。諸本により訂正。


text/chomonju/s_chomonju326.txt · 最終更新: 2020/04/20 19:20 by Satoshi Nakagawa